自己紹介③ 〜自分の気持ちを言葉にできなかった〜

自己紹介

HPを訪れ、ブログを読んでくださり本当にありがとうございます!

自己紹介も3記事目になりました。

今回は、「自分の孤独や悲しみ、暗さや苦しみを言葉にできなかったこと」について、そして

「自分の気持ちを言葉にすることは自分を救うこと・癒すことであった」という気づきがあった

ことを書いていきたいと思います。

私が一番自分の気持ちを言葉にできなかった時期は、中学の不登校時代~通信制高校のあたりまでの5年間ほどです。通信制高校は日曜日に通学して家ではレポートを書くスタイルでしたので

バイトが決まるまでの約半年間は宙ぶらりんで暇を持て余した生活を送っていました。

バイトもせず、お金もないので図書館でひたすら本を読みまくる生活でしたが

ほとんどを自分の部屋で過ごし、引きこもりに近い状態でした。

時折、窓の向こう側から、甲高い笑い声が聞こえるので外を見ると、制服姿の高校生たちが、颯爽と自転車を漕ぐ姿がありました。同年代の青春が眩しく見えました。そして、部屋に籠る自分の生活が惨めに思えたのでした。

そんなある日、新聞の片隅の欄に短歌のコーナーが目につきました。

短歌に対してなんの知識もない私でしたが、直感で私にも書けるのではと感じました。(おこがましいですね・・・)

早速何首か送ってみると、驚くことに新聞に2回載せていただきました。

短歌の全文の内容はもう覚えていませんが、若者の行き場のない孤独や世の中への怒りといったネガティブでマイナスな感情を詠ったと記憶しています(汗)

今思い返すと愚痴に近い内容です。にもかかわらず、なぜ選ばれたのでしょうか?

当時はわかりませんでしたが、今なら選者の気持ちが少しだけわかります。

「気持ちを言葉にすることに価値があった」のだと。16歳の少女が世の中を憂い怒っている、その心の声を言葉にしたということに価値があったのだと。

そして、短歌という手段を用いて自分の気持ちを言葉にできた私の内面には、はっきりと変化がありました。

自分の気持ちを言葉にすることは、

自分が自分の気持ちをよく知ろうとして、理解してあげようとして

他者には理解されなくとも、自分の存在を示そうとすることでもあって

自分など価値のない人間だと思い込んでいた私はずっと、自分の気持ちに無頓着でしたが

でも、その反対のことをする(自分の気持ちをよく聴くこと)は

自分を尊ぶことでもあり、無価値観に苦しむ自分を救う方法なのだと気づいたのでした。

「あなたからあなたへの手紙」もあなたの気持ちをよく聴いて(リーディングして)

手紙のような言葉にするものです。

私に内面の変化をもたらした、短歌のように

あなたの内面の変化も促す手紙になるかと思います。 ぜひお試しください!

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