サンプル例①20代 女性 Mさん
「自分のやりたいことがわかりません。進路もまだ決まりません。
時期的に就職活動しなきゃと焦っています。最近。友人たちは就活で忙しそうです。
ですが、私はなかなかやる気がおきません・・・
このままでは私一人だけ周りから取り残されてしまいそうで不安です。
これからどうなってしまうのかと心配になります。
どうしたらいいでしょうか?」
(以下水谷さとみ筆「あなたからあなたへの手紙」)
私へ
最近は忙しい大学での勉強にバイトまでして本当にお疲れさま。
こんなに元気に日々を過ごせるのって、
自分に合ったスケジュール管理・健康管理を意識してやっているからだよ。毎日よくやっているよ。本当にありがとう。
でも時々、ふとした瞬間に将来へのどうしようもない不安を感じることがあるよね。日々の忙しさの中でも、その不安や心配は少しずつ大きくなってきているね。
もし、私の今の焦っている状態が周りから置いてけぼりだからではなくて、まさに幸せに向かう方向に歩いているからだよって言ったらびっくりするかな?びっくりするよね、だって全然幸せじゃなくて、焦りや心配や、不安を感じているのだから。こんなに将来について悩んで、つらいのにどこが幸せの道を歩いているのかって不思議だよね。
実は私は今「自分の本当にしたいことは何なのだろう?」と真剣に人生に向きあっているからこそ、自分を幸せにしたい気持ちが人一倍強いからこそ、周りが就職活動をしていても」流されなかったんだよ。流されずに「本当の私の歩く道はどこか?」と自分と対話していたんだ。
自分の気持ちを見ないようにして、あえて心の声を聞かないようにして、親や先生の言うとおりにすることに自分の幸せはあると思う?就職活動している友人たちと同じようにした先に、私の笑顔はあるかなあ?ないと思ったからこそ、やる気が起きなかったんじゃない?
親や先生の言うとおりに生きること、友人のように社会のみんながしているように生きることは、自分の責任で生きなくていいので楽かもしれないね。でもね、私の幸せって親や先生の言葉の中にはない気がしたんだよね。友人たちも、社会に出ている先輩たちも、幸せそうには見えなかった・・・自分の幸せのために生きるってどういうことだろう?
まずは、幸せを掴むために覚えておいてほしいことがあるんだ。
それは家族も先生も、友人も会社も、誰も私の人生の責任はとってくれないということ。
自分で自分の人生の責任をとっていくと決めることなんだ。
その責任の中で、自分がしたいことを選択してほしい。
例えばね、就職活動しないことの責任を取ると言うことは、自分で違う働き方を考えることや将来の自分がしたい仕事に就くための情報収集(その仕事に就くために必要な学びはあるのかなど)をして行動していくことが必要になってくるよ。自分の本当にしたいことをするためだと考えたらわくわくしないかな?これからは、自分で責任を取ると決めたら、自分の本当にやりたいことを選択してみよう。厳しいかもしれないけれど、この生き方は失敗しても、誰のせいにもできないんだ。だって、自分で決めたことだから!
私は今、目の前に二つの道があるみたいだね。
一つ目の道は親が期待する道、それは世間の流れにも沿っていて社会的にも認められた道で就職活動という形でやっていくという道。そしてもう一つの道は『自分の人生は自分で責任を取ると決めて、その中で自分の好きなこと・したいことを諦めないという道』だよ。
一つ目の道の方が安心するって?でも周りを見渡してほしいんだ。そういう生き方をしている人が大半の社会で、心から幸せそうな人はどれぐらいいるかな?私のお父さんや、お母さんは本当に幸せそうだった?就職活動中の友達は本当にイキイキしてる?
私が本当にイキイキする瞬間ってどんな時かな?
二つ目の道を選ぶと、この世の中では少数派になるみたいだけど、そっちの方がわくわくする気持ちになるかもしれないなあ。
これからはもっと自分とおしゃべりしていこう。
そして、自分の本当の気持ちに気づいていこう、それが他の人と違う選択であっても・・・
私へ
残りの学生生活も目一杯楽しんでいこう!
これからもっと幸せになっていこうね! Mより
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